ドコモから楽天モバイルに乗り換えたけど、本当にお得だったのか今一度考察する

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考える経緯

投稿11日目。本日1月12日。

今日気になるニュースがあった。これだ。

Yahoo!ニュース
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auが明日2480円のプランを発表するらしい。

これで大手3社の値下げプランが出そろった。

ドコモの「ahamo」2980円。ソフトバンクの「SoftBank on LINE」(仮称)2980円。そして今回auの2480円

一歩auがリードした形。

楽天モバイルはもともと無制限2980円のプランを提供しており、私もこのプランの加入者である。

こうして比較すると楽天モバイルの優位がなくなったように思える。私が加入した昨年5月から考えて、得だったかどうか今一度考えてみる。

楽天モバイルに機種変更した経緯

私は皆さんがよく知っているであろうこのCMで惹かれたユーザの一人である。

米倉涼子、吠える!「日本のスマホ代は高すぎる!」 楽天モバイル新イメージキャラクターに 新TVCM「カンタン申込篇」「余計な条件なし篇」

今のスマホは高すぎる!!!

この言葉のとおり当時の私の携帯料金はドコモの5GBのプランで、もろもろ入れて約8000円と高すぎた。

このCMとデータ容量無制限2980円というプランは衝撃的で、乗り換えという面倒を乗り越えてでもしたいと思える衝撃価格だった。

ただ、キャリアの乗り換えをするにあたって誤算もあった。

楽天は楽天独自の回線でカバーできない範囲をほかの会社に頼っている。

その範囲はいわゆるパートナー回線エリアと呼ばれるわけだが、これをauに頼っている。

私が当時使用していたドコモの端末(Galaxy note8)は、auの電波も楽天の電波もキャッチできなかったので、ドコモの端末に楽天のSIMカードをさしても、楽天回線エリアはともかくパートナー回線エリアでさえも使えなかったのである。

したがって、キャリア乗り換えにあたって機種変更の必要もあった。

そこで、機種変更も考慮に入れ、それぞれのキャリアで2年間スマホを使い続けたときのお金を概算する。

ドコモを使い続けた場合

当時は約1か月8000円。2年間は24か月なので、

8,000×24=192,000円

楽天に機種変更した場合

楽天にキャリア乗り換えするにあたって、ドコモの解約料やポイント(ポイントはマイナス表示)も含め費用を計算する。

月額使用料月々2,980円(2年目以降)
スマホ交換保証プラス月々650円
端末代(Galaxy S10)90,728円
事務手数料3,300円
ドコモ解約料10,000円
オンライン申し込みキャンペーン-3,000円
製品購入キャンペーン-14,500円
事務手数料3300円分プレゼント-3,300円

これらをまとめると、

2980×12+650×24+90728+3300+10000-3000-14500-3300=134,588円

192,000-134,588=57,412円

ということで57,412円お得!!

ってことでドコモから楽天モバイルに機種変更しました。

大きな誤算

誤算① 大手3社が大容量格安プランを発表

長かった安倍政権が終わり、菅政権になった。

菅内閣の肝いり施策の1つが携帯料金の値下げである。

昨年9月16日に菅内閣が発足して以降、大手3社に圧力をかけ続け、携帯料金の値下げが今年から実現することとなる。

それが冒頭に述べた、ドコモの「ahamo」の2980円。ソフトバンクの「SoftBank on LINE」(仮称)の2980円。そして今回auの2480円。である。

ここで、私が仮に3月からドコモの「ahamo」に切り替えたと仮定しよう。

そうすると、先ほどのドコモを使い続けた場合のお金は計算式が変わり、このようになる。

8000×10+2980×14=121,720円

そして、楽天モバイルに変えたときとの差額は

121,720-134,588=-12,868

12,868円である。

実際には、2年間でおそらく端末を交換することになるかもしれないし、Galaxy S10を購入した際キャンペーンでSamsung Galaxy Buds+ Plusがついてきたりと、一概には言えないが、月額使用料だけ見ると損になってしまう。

誤算② 自宅が圏外になる

先ほどパートナー回線エリアの説明をした。

自宅はパートナー回線エリアであったため、月5GBのデータ容量が使えた。

しかし11月の半ばのある日突然自宅が圏外になった。

原因はこれのようだ。

楽天がKDDIとのローミングを一部で終了へ、苦しいとはいえ本末転倒では
 楽天モバイルは2020年10月22日から東京・大阪・奈良の一部地域で、KDDI(au)とのローミング(相互乗り入れ)を打ち切り始めた。KDDIに支払っているローミング利用料の低減につながるので株主の評価は高まりそうだが、筆者は顧客離れのリスクが高まるのではないかと危惧している。

この記事によると、KDDIと楽天モバイルは、都道府県ごとに楽天モバイルの自社回線エリアの人口カバー率が70%を超えた時点で両社が協議し、ローミングの継続/終了を決める契約となっているらしい。

つまり、99%の人が使えていたのに、ある日突然70%の人しか使えない日が来るのだ。

30%もの人が突然使えなくなることになる。

そして、私はその30%のうちの一人だったのだ!!

そして、楽天モバイルと連絡をとった。楽天モバイルからの回答は下のようだった。

やはり自宅付近はローミングが終了していた。

つまり、楽天で購入した端末はネットも電話もできない。

これの解決策はいつ出来るかわからない楽天の自社回線エリアが広がるのを待つか、楽天モバイルが送ってくれるドコモ回線が使える端末を使うしかない。

そして、私は楽天モバイルから送られてきたドコモの端末を使うことになった。

今私の家にはもともとあるGalaxy S10のほかに、楽天モバイルから送られてきたHUAWAIの端末がある。

楽天モバイルから送られてきたドコモ回線が使える端末

なんとも面倒である。

これをそのうちまた返還しなければいけないのかと思うと、また面倒で仕方ない。

自分の電話のSIMカードは楽天のものなので、送られてきた端末には別の、ドコモのSIMカードが刺さっている。

つまり、電話番号が違う

自分の電話にかかってきたものを、楽天モバイルから送られてきた端末に転送する、転送設定もしなければならない。面倒である。

ちなみに楽天モバイルで圏外になる場所は、私の自宅周辺以外にも結構ある。

例えば、川崎駅でも圏外になるし、鎌倉駅でも圏外になる。鎌倉では小町通りなんかも圏外になる。

ほんとに不便。

お金のほかに利便性も考慮すると、ほんとに楽天モバイルに乗り換えて正解だったのだろうか。

おわりに

楽天モバイルに乗り換えて正解だったかは、大手3社のプランがまだ始動していないので何とも言えない。

しかし、大手3社の大容量格安プランがはじまり、そしてもともとのどこでも繋がる利便性を考えれば、現時点では私は多くの人に楽天モバイルに乗り換えるべきとは言い切れなくなっている。むしろ言えなくなっている。

安さを売りにした楽天モバイルだが、その利点はこの春からほぼなくなったと言っても過言ではない。

楽天モバイルの次の一手に期待したい。

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